EXHIBITIONS

新津保 建秀個展「消え入りそうなほど 細かくて 微妙な」

新津保建秀 諏訪の焚き火 ©SHINTSUBO Kenshu, Courtesy of the artist and Mizuma Art Gallery

 ミヅマアートギャラリーで新津保建秀個展「消え入りそうなほど 細かくて 微妙な」が開催される。

 新津保は1968年東京生まれ。20年に東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程油画研究領域を修了。主な作品集は、池上高志との共作『Rugged TimeScape』(FOIL、2010年)、『Spring Ephemeral』(FOIL、2011年)、『\風景』(角川書店、2012 年)など。主な展覧会は、「八甲田大学校」(国際芸術センター⻘森、2022年)、「往還の風景」(ART DRUG CENTER、2022年)など。ポートレートや風景、建築写真など数多くの仕事で活躍するいっぽう、東日本大震災の直後より雑誌『思想地図 β』(ゲンロン)と行った東北地方やウクライナでのドキュメンタリー撮影(11〜13)をはじめ、様々な異なる分野の人たちとの協働によるプロジェクトにも携わっている。

 本展では新作を含む数年間の活動を紹介。最近では複雑系科学・人工生命の研究者である池上高志、音楽家のevalaらと共に体験型VRのインスタレーション作品にも取り組んでいる新津保。また美術を研究するなかで、それまで取り組んでいた「風景」という対象と身体性について再考するなど、写真家としての表現の幅も広げている。