EXHIBITIONS

エスパス ルイ・ヴィトン大阪

「アルベルト・ジャコメッティ」展

展示風景

 エスパス ルイ・ヴィトン大阪で、彫刻家・アルベルト・ジャコメッティ(1901〜1966)の貴重な彫刻7点を展示する「アルベルト・ジャコメッティ」展が開催されている。
 
 フォンダシオン ルイ・ヴィトン(フランス、パリ)の所蔵作品を、世界各地のエスパス ルイ・ヴィトンで展示する国際的プロジェクトの一環として行われる本展。

 会場では、《棒に支えられた頭部》(1947)、《3人の歩く男たち》(1948)、《ヴェネツィアの女III》(1956)、《大きな女性立像 II》(1960)、《男の頭部》(ロタール Ⅰ、ロタール II、ロタール III、1964-65)が展示されている。

 さらに、会場の巨大スクリーンでは、ジャコメッティのドキュメンタリー(1966、49分45秒)も上映。エルンスト・シャイデガーとペーター・ミュンガーによるこの映像には、ジャコメッティがスケッチを行う様子や、細長い彫刻の意味について答える様子、そしてその葬儀の様子までもが収められている。

 7つの作品と映像から、ジャコメッティの生涯にわたる表現と挑戦をたどることができる展示となっている。