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EXHIBITIONS

Art-SITE vol.2

菊谷達史 個展「スノーモンスター・ウィズ・ワーキングドッグ」

金沢市民芸術村アート工房 PIT5
2022.12.17 - 12.29

菊谷達史 猟犬のエスキス 2022

菊谷達史 レトリバーのエスキス 2022

菊谷達史 鳥と草のエスキス 2022

菊谷達史 ドローイング(スキーヤー) 2021

菊谷達史 アスレジャースタイルで走る人々 2019

菊谷達史 ノートブックアニメーテッド1
「影をしたためる」(biscuit gallery、東京、 2022)展示風景

 金沢市民芸術村アート工房は、菊谷達史による個展「スノーモンスター・ウィズ・ワーキングドッグ」を開催する。ジャンルを問わず、市民を巻き込みながらアーティストの展示会やパフォーマンスなどを行う企画「Art-SITE」の第2弾。

 菊谷は1989年北海道生まれ。2013年金沢美術工芸大学大学院修士課程美術工芸研究科絵画専攻油画コース修了。iPhone上に 残された身近な記録写真や映像をもとに、ポップ・アートや近代洋画、イラストレーションを混合させたようなシュルレアリスティックな平面作品やアニメーションを制作している。現在は金沢市を拠点に活動中だ。

 本展は、階段状の建築となっている金沢市民芸術村アート工房の白い空間をゲレンデの構造に見立てることによって構成される。また本展の出展作は、菊谷の出身地・北海道および近接地域である青森でのリサーチから制作が行われた。

 この2つの観点から、菊谷はスキーヤーと犬の2つのメインモチーフを取り出し、芸術村の空間と、北海道および青森でのリサーチから紡がれる物語とが複雑に絡まり合った映像、絵画、壁画という3つのタイプの作品を制作。それは作品の形式に対して、そして紡がれる物語に対して、どちらが動き止まっているのか、どちらが観測し眼差されるものなのか、二項関係を問う試みになるという。

 なお会期中には、ゲストを招いたトークや菊谷の映像作品を特別上映するイベントも予定している。