EXHIBITIONS
金サジ「物語」シリーズより 山に歩む舟
写真家・金サジの個展「『物語』シリーズより 山に歩む舟」が、京都のPURPLEで開催される。本展協力は、株式会社 赤々舎、一般社団法人HAPS。
金サジは現在、京都を拠点に活動。自身のコリアンディアスポラの身体的、精神的アイデンティティの「揺らぎ」をきっかけとして写真家として活動を始め、創作物語を演出写真の技法を用いて作品を制作してきた。また活動の一環として、韓国舞踊家・金一志に師事。韓国伝統芸能を学びながら、ディアスポラに代々継承されていく歴史・民族精神のトラウマから生まれる新たな可能性を探っている。
今回は、2年ぶりの「物語」シリーズの新作発表の場であり、赤々舎から出版する新作写真集『物語』の予告の場でもある。本展で発表される「物語」は、金サジが日本国内において、民族、国籍、性別といったアイデンティティをめぐる問題について思考し続け、創出した作品群。それぞれの写真は緻密なセットアップにより、存在の根源に触れ、時間を跨ぎ、営みや感情を掘り起こす、独自のストーリーを持った世界を創造している。
会場では、精緻なプリント作品に加えて、写真集の内容も一部紹介。また展覧会にあわせて、2つのトークイベントとパフォーマンスイベントを開催する。トークイベントには太平洋・アジアの歴史学とカルチュラルスタディーズ、アート、ジェンダースタディーズの専門家のグレッグ・ドボルザーグ、日本に暮らす、アイヌルーツを持つアーティストのマユンキキを招き、日本国内のアイデンティティにおける社会性をテーマについて語る。
いっぽうパフォーマンスイベントでは、金サジの写真作品にモデルとして出演したゲストや、インスピレーションを与えた豊かな身体表現を紹介できる場を提供する。展示や本、イベントから多角的に金サジの作品を堪能できる好機となる。
金サジは現在、京都を拠点に活動。自身のコリアンディアスポラの身体的、精神的アイデンティティの「揺らぎ」をきっかけとして写真家として活動を始め、創作物語を演出写真の技法を用いて作品を制作してきた。また活動の一環として、韓国舞踊家・金一志に師事。韓国伝統芸能を学びながら、ディアスポラに代々継承されていく歴史・民族精神のトラウマから生まれる新たな可能性を探っている。
今回は、2年ぶりの「物語」シリーズの新作発表の場であり、赤々舎から出版する新作写真集『物語』の予告の場でもある。本展で発表される「物語」は、金サジが日本国内において、民族、国籍、性別といったアイデンティティをめぐる問題について思考し続け、創出した作品群。それぞれの写真は緻密なセットアップにより、存在の根源に触れ、時間を跨ぎ、営みや感情を掘り起こす、独自のストーリーを持った世界を創造している。
会場では、精緻なプリント作品に加えて、写真集の内容も一部紹介。また展覧会にあわせて、2つのトークイベントとパフォーマンスイベントを開催する。トークイベントには太平洋・アジアの歴史学とカルチュラルスタディーズ、アート、ジェンダースタディーズの専門家のグレッグ・ドボルザーグ、日本に暮らす、アイヌルーツを持つアーティストのマユンキキを招き、日本国内のアイデンティティにおける社会性をテーマについて語る。
いっぽうパフォーマンスイベントでは、金サジの写真作品にモデルとして出演したゲストや、インスピレーションを与えた豊かな身体表現を紹介できる場を提供する。展示や本、イベントから多角的に金サジの作品を堪能できる好機となる。

