EXHIBITIONS

鉄道芸術祭vol.0〜10

リ・クリエーション 〜展覧会の記録をめぐる10の対話〜

2022.07.20 - 09.04
「鉄道芸術祭」は、京阪電車中之島線「なにわ橋」駅構内のコミュニティスペース「アートエリアB1」が、2010年から毎年開催してきた企画展。その12年の記録をもとにしたドキュメント展「鉄道芸術祭vol.0〜10『リ・クリエーション 〜展覧会の記録をめぐる10の対話〜』」が開催されている。

「鉄道」には、⾞両や沿線図、列⾞が⾛る線路や駅舎・ホームなど、先進的な技術や魅⼒とともに、そこにまつわる⽂化や歴史がある。駅コンコースの場の特性を活かした「鉄道芸術祭」では、鉄道の魅⼒やそこにまつわる技術・⽂化・歴史などを多⾓的にとらえ、アーティストとの協働による実験的な展覧会を、12年間にわたって継続してきた。

 今回のドキュメント展では、Vol.0から今年2月に閉幕したvol.10まで、12年間の記録をもとに企画を展開。さらに関連イベントとして、編集、企画、アーカイヴ、メディアや、現代美術・⽂学・哲学・デザインといった各分野の専⾨家たちを迎え、トークプログラム「展覧会の記録をめぐる10の対話」を実施する。

 社会の変遷や⼈々の価値観の転換を多様な視点からとらえ続けてきた「鉄道芸術祭」。ドキュメント展では、時代とともに進化を遂げるメディアの発展や⽂化史の変遷を視座に、鉄道芸術祭の記録物などを素材とした「リ・クリエーション」を通じて、アーカイヴの可能性を探求する。