EXHIBITIONS
三沢厚彦 ANIMALS IN NAGAOKA
現代を代表する彫刻家のひとり・三沢厚彦の展覧会「三沢厚彦 ANIMALS IN NAGAOKA」が新潟県立近代美術館で開催。三沢の代表作「ANIMALS(アニマルズ)」が美術館に大集合する。
三沢は1961年京都府生まれ。現在、神奈川県在住。幼い頃から京都や奈良の仏像に親しむなかで、木彫の魅力に惹かれ、彫刻家を志した。高校、大学と彫刻科で学び、東京藝術大学大学院を修了。2000年から代表作である「ANIMALS」シリーズの制作を開始し、各地の美術館で展示してきた。主な受賞歴に第20回平櫛田中賞(2001)、第41回中原悌二郎賞(2019)などがある。
「ANIMALS」シリーズは、クスノキを素材に様々な動物の姿を等身大に彫り出し、油絵具で彩色を施すことでつくられている。その木彫は圧倒的な存在感を放ち、幅広い鑑賞者の心をとらえる。モチーフは、イヌやネコといった身近な動物から、近年では麒麟やキメラといった空想上の生き物まで挑戦の域を広げ、三沢は、写実とは異なる独特のリアリティを追求し続けている。
当初は2020年に予定され、2年越しに待望の開催となる本展では、同シリーズを中心に、最新作を含む彫刻と絵画およそ100点を紹介する。
見どころのひとつは、三沢が1年以上の歳月をかけて完成させたキメラの大作《Animal 2020-03》だ。キメラは様々な動物の要素が一つの身体に共存する、ギリシャ神話に登場する想像上の生き物。本作は「共生」をテーマとし、様々な価値観の変換期を生きる私たちに問いを投げかける。
また同時開催する新潟県立近代美術館のコレクション展では、今回限りのコラボレーションも披露される。
三沢は1961年京都府生まれ。現在、神奈川県在住。幼い頃から京都や奈良の仏像に親しむなかで、木彫の魅力に惹かれ、彫刻家を志した。高校、大学と彫刻科で学び、東京藝術大学大学院を修了。2000年から代表作である「ANIMALS」シリーズの制作を開始し、各地の美術館で展示してきた。主な受賞歴に第20回平櫛田中賞(2001)、第41回中原悌二郎賞(2019)などがある。
「ANIMALS」シリーズは、クスノキを素材に様々な動物の姿を等身大に彫り出し、油絵具で彩色を施すことでつくられている。その木彫は圧倒的な存在感を放ち、幅広い鑑賞者の心をとらえる。モチーフは、イヌやネコといった身近な動物から、近年では麒麟やキメラといった空想上の生き物まで挑戦の域を広げ、三沢は、写実とは異なる独特のリアリティを追求し続けている。
当初は2020年に予定され、2年越しに待望の開催となる本展では、同シリーズを中心に、最新作を含む彫刻と絵画およそ100点を紹介する。
見どころのひとつは、三沢が1年以上の歳月をかけて完成させたキメラの大作《Animal 2020-03》だ。キメラは様々な動物の要素が一つの身体に共存する、ギリシャ神話に登場する想像上の生き物。本作は「共生」をテーマとし、様々な価値観の変換期を生きる私たちに問いを投げかける。
また同時開催する新潟県立近代美術館のコレクション展では、今回限りのコラボレーションも披露される。