EXHIBITIONS

浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO MIYOTA

MMoP(モップ)
2022.07.16 - 09.04
「浅間国際フォトフェスティバル」が今年も開催。2022年は長野県の御代田町にある、衣食住と多様な写真表現を楽しむ複合施設「MMoP(モップ)」で開催するリアルなフォトフェスティバル「PHOTO MIYOTA」と、バーチャルフォトフェスティバル「PHOTO ALT(フォトオルト)」の2会場を展開する。

 浅間国際フォトフェスティバルは、浅間山麓の美しい自然のなかで、五感で感じられる様々な写真体験ができるアートフォトの祭典。2018年にスタートし、これまでに長野県の御代田町の「PHOTO MIYOTA」、小諸市の「PHOTO KOMORO」、群馬県長野原町の「PHOTO KITAKARUIZAWA」など浅間山麓の複数の会場で、株式会社アマナとそれぞれの自治体や地元企業との共同で開催されてきた。

 今年のテーマは「Mirrors & Windows(鏡と窓)」。アマナが発刊するアートフォト専門誌『IMA』のエディトリアルディレクター・太田睦子と共同キュレーターであるアイヴァン・ヴァルタニアンのキュレーションのもと、国内外の写真家たちの作品を屋内外に展示する。

 出展作家は、細倉真弓、石内都、キム・ジンヒ、グレゴリー・エディ・ジョーンズ、エリック・ケッセルス、木村和平、小林健太、ピクシー・リャオ、水谷吉法、森山大道、野村佐紀子、大杉隼平、ロバート・ザオ・レンフイ、ヴィヴィアン・サッセン、沢渡朔、ロレンツォ・ヴィットゥーリ、イェレナ・ヤムチュク、吉田志穂ら。

「Mirrors & Windows(鏡と窓)」のテーマには、世界中が様々な問題に直面し、あらゆることが目まぐるしく変動していくなか、私たちをとりまく未来はこれまでになく不確実、不透明であると言われるこの時代に、自身を見つめる方法であると同時に、社会を覗く手段としての写真の意味と役割、そしてその力についてあらためてとらえてみようという思いが込められている。

 本祭の会期中、「PHOTO MIYOTA」ではフェスティバル開催と同時にオープンするアートフォトに特化した美術館「御代田写真美術館」の空間に、国際的に注目を集める7名の日本人写真家による作品を通じて、メインスポンサーであるグッチの新たなマスキュリ二ティの探求が描き出された展示が行われる。さらにライカによる特別展示、ワークショップや写真教室など、写真の楽しさを提案する体験型のイベントも行われる。

 いっぽうもうひとつの会場「PHOTO ALT」では、若手フォトグラファーの作品を紹介。リアルな作品展示だけでなく、これからのメタバース時代を見越しての新たな試みとして、アマナが制作した仮想空間「amana virtual museum」上での写真鑑賞を提案する。

「PHOTO ALT」の出展作家は、顧剣亨、水谷吉法、岡田舞子、武村今日子、矢島陽介、余宮飛翔(Outside area)、遠藤文香、金田剛、川谷光平、木村和平、平本成海、溝渕亜依、中村健太、中野泰輔、鈴木萌、System of Culture、やまもとひさよ(Inside area)。