EXHIBITIONS

伊東宣明「人の写真/糞と花」

2022.06.25 - 07.24

伊東宣明 人の写真 2022 © Nobuaki ITOH

伊東宣明 糞と花 2022 © Nobuaki ITOH

伊東宣明 糞と花 2022 © Nobuaki ITOH

伊東宣明 蝋燭/切り花/眠り/煙 2020 © Nobuaki ITOH

伊東宣明 時は戻らない(2020-2022) 2020〜22 © Nobuaki ITOH

 アーティスト・伊東宣明の個展「人の写真/糞と花」がWAITINGROOMで開催される。

 伊東は1981年奈良県生まれ。「身体」「生/死」「精神」といった生きるうえで避けることのできない根源的なテーマを追求し、映像やインスタレーション作品を発表している。2016年に京都市立芸術大学大学院美術研究科博士後期課程を修了し、現在は京都府を拠点に活動中だ。

 本展では、「写真(あるいは画像)」が氾濫する現代において、私たちは「写っていない人々」を想像することができないことを、作者自身がメンターを演じて行われる「エクサイズ」によって浮かび上がらせる映像作品《人の写真》と、作者自身の排泄物と世界中の鮮やかな花で構成される映像作品《糞と花》の、新作2点を発表する。

 また、伊東が「死」のメタファーを口ずさみながら自身の皮膚をめくり続ける《蝋燭/切り花/眠り/煙》(2020)や、コロナ禍のなかで制作された《時は戻らない(2020-2022)》(2020〜2022)など、生まれてから死ぬまでの不可逆な時間を重要なテーマとした近作も展示する。