EXHIBITIONS
FOCUS#4
伊東宣明「時は戻らない」
京都芸術センターの「FOCUS」は、着実に制作を続けるアーティストに焦点を当て個展形式で取り上げる展覧会シリーズ。4回目となる本展では、伊東宣明の個展「時は戻らない」を開催する。
伊東は1981年 奈良県生まれ。2016年に京都市立芸術大学大学院美術研究科メディア・アート専攻(博士後期課程)を修了し、現在は京都を拠点に活動。近年の主な個展に「されど、死ぬのはいつも他人ばかり」(The 5th Floor、東京、2020)、「フィクション/人生で一番美しい」(WAITINGROOM、東京、2018)、「生きている/生きていない 2012-2017」(ギャラリー16、京都、2017)などがある。
伊東はこれまで、映像、インスタレーション、そしてパフォーマンスなどによって、「生/死」、「精神」「身体」そして「時間」といった、人間にとって逃れようのない概念と向き合う作品を展開してきた。本展では過去作品、そして現在進行形のアーティストとしての伊東の姿を、改めて京都で紹介する。
本展のタイトルにもなっている最新作《時は戻らない》(2020〜22)は、逆再生を用いた映像作品。もし「時を戻す」ことができ、取り返しのつかない出来事を取り消せたとしたら、その「時間」はなかったことになるのか、伊東の作品に見られる野蛮なようで穏やかで、しかしどこかユーモラスな表現は、対峙する私たちに、私たち自身やその周囲に流れる、生きている時間の感触を改めて意識させてくれる。
伊東は1981年 奈良県生まれ。2016年に京都市立芸術大学大学院美術研究科メディア・アート専攻(博士後期課程)を修了し、現在は京都を拠点に活動。近年の主な個展に「されど、死ぬのはいつも他人ばかり」(The 5th Floor、東京、2020)、「フィクション/人生で一番美しい」(WAITINGROOM、東京、2018)、「生きている/生きていない 2012-2017」(ギャラリー16、京都、2017)などがある。
伊東はこれまで、映像、インスタレーション、そしてパフォーマンスなどによって、「生/死」、「精神」「身体」そして「時間」といった、人間にとって逃れようのない概念と向き合う作品を展開してきた。本展では過去作品、そして現在進行形のアーティストとしての伊東の姿を、改めて京都で紹介する。
本展のタイトルにもなっている最新作《時は戻らない》(2020〜22)は、逆再生を用いた映像作品。もし「時を戻す」ことができ、取り返しのつかない出来事を取り消せたとしたら、その「時間」はなかったことになるのか、伊東の作品に見られる野蛮なようで穏やかで、しかしどこかユーモラスな表現は、対峙する私たちに、私たち自身やその周囲に流れる、生きている時間の感触を改めて意識させてくれる。