ARTISTS

レイチェル・アダムス

Rachel Adams

 レイチェル・アダムスは1985年イギリス生まれ。2009年にエディンバラ・カレッジ・オブ・アートを、17年にオックスフォード大学ラスキン・スクール・オブ・アートを修了。20世紀の彫刻史に影響を受け、彫刻家のアトリエと、そこで制作を行う彫刻家たちを考察した作品を手がけている。12年のスコットランド国立美術館での個展「Posturing」および、13年のSaatchi Gallery(ロンドン)でのグループ展「Paper」では、着色した紙や布を素材に、古典的なブロンズ像や石像の外観をかたちづくり、ものの量感や質感に対して違和感を与える作品を展示。15年の日本初個展「Open Studio」(Yoshimi Arts、大阪)では、スタジオでの制作行為の意義と、創造性が家庭生活にもたらす作用をテーマに、現代家具やライフスタイルブログから着想を得て、レーザーカットしたアクリルに手染めの布地を貼付したオブジェクトなどを発表した。現在グラスゴーを拠点に活動。作品は、Saatchi Collection、David Roberts Collection、Jo en Marlies Eyck、Hedge House、The Netherlands、Azko Nobel Art Foundationに収蔵されている。