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森本啓太

Keita Morimoto

 森本啓太は1990年大阪府生まれ。2006年にカナダへ移住し、12年オンタリオ州立芸術大学を卒業。カナダで活動したのち、21年日本に帰国。現在は東京を拠点としている。バロック絵画や20世紀初頭のアメリカン・リアリズム、そして古典的な風俗画の技法やテーマに強い関心を持ち学んできた森本は、これらの伝統を参照しありきたりな現代の都市生活のワンシーンを特別な物語へと変貌させる。象徴的に「光」を描くことによって、その神聖で普遍的な性質を消費文化の厳しい現実を融合させ、歴史の持つ深みと現代的な複雑さが共鳴する作品を生み出している。主な個展に「WORK IN PROGRESS」(anonymous collection、東京、2024)、「as we didn’t know it」(Night Gallery、ロサンゼルス、2023)、「A Little Closer」(KOTARO NUKAGA、東京、2023)、「In Between Shadows」(ATM Gallery、ニューヨーク、2022)、グループ展に「36 PAINTINGS」(Harper's East Hampton、ニューヨーク、2024)、「Focal Point 2」(LONG STORY SHORT NYC、ニューヨーク、2023)、「絶滅の先のハナシ」(MtK Contemporary Art、京都、2023)など。作品は滋賀県立美術館、アーツ前橋、ハイ美術館(アメリカ)、フォンダツィオーネ・サンドレット・レ・レバウデンゴ(イタリア)などに収蔵されている。