ARTISTS

梅津庸一

Yoichi Umetsu

「恋せよ乙女!パープルーム大学と梅津庸一の構想画」(ワタリウム美術館、2017)展示風景

「パープルーム大学物語」(ARATANIURANO、2015)での展示風景

 梅津庸一は1982年山形県生まれ。東京造形大学絵画科卒業。ラファエル・コランの代表作《フロレアル》を自らの裸像に置き換えた《フロレアル(わたし)》(2004-07)や、同じく自身がモデルとなり、黒田清輝の《智・感・情》(1897-90)を4枚の絵画で構成した《智・感・情・A》など日本の近代洋画の黎明期の作品を自らに憑依させた自画像をはじめとする絵画作品を発表。

 そのほか自身のパフォーマンスを記録した映像作品、ドローイング、陶芸、自宅で20歳前後の生徒5名と共に制作/生活を営む私塾「パープルーム予備校」(2014-)の運営、自身が主宰する「パープルームギャラリー」の運営、テキストの執筆など活動領域は多岐にわたる。一貫して美術が生起する地点に関心を持ち、作品の内側とそれを取り巻く制度やインフラの両面からアプローチしている。

 主な展覧会に、「未遂の花粉」(愛知県美術館、2017)、「恋せよ乙女!パープルーム大学と梅津庸一の構想画」(ワタリウム美術館、東京、2017)、「パープルタウンでパープリスム」(パープルーム予備校ほか、2018)、瀬戸内国際芸術祭(2016)、「百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術-」(東京都現代美術館、2019)。作品集に『ラムからマトン』(アートダイバー)。