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ミヤ・アンドウ

Miya Ando

 ミヤ・アンドウは1973年カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。カリフォルニア大学バークレー校で東アジア学の学士号を取得。イェール大学で仏教に関する図像学を学んだ後、岡山県の金工師に師事して技術を習得する。仏教的な世界観と日本の伝統的な自然観を込め、鉄やアルミ、木など様々な素材を用いた抽象的な絵画や彫刻、インスタレーションなどを制作。アメリカ人と、備前刀匠の末裔である日本人を両親に持ち、幼少期を北カリフォルニアの田舎と、母方の祖父が住職を務めていた日本の寺院とを行き来して過ごしたことは、アンドウの制作に大きく影響している。

 主な個展に、「Form is Emptiness, Emptiness is Form(色即是空、空即是色)」(アジア・ソサエティ・テキサスセンター、ヒューストン、2019)、「Miya Ando」(Sundaram Tagore Gallery、ニューヨーク、2019)、「Clouds(Kumo;雲)」(Kantor Gallery、ロサンゼルス、2019)など。作品はロサンゼルス・カウンティ美術館、Haus der Kunst(ミュンヘン)、Berkowitz Collection(マイアミ)など、パブリックあるいはプライベート・コレクションに多数収蔵されている。