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野老朝雄

Asao Tokoro

 野老朝雄は1969年東京都生まれ。東京造形大学デザイン学科建築専攻を卒業後、ロンドンのArchitectural Association School of Architectureに在籍。その後、建築家・美術家の江頭慎に師事し、93〜98年に制作助手、ワークショップアシスタントを務める。2001年より独学で紋様の制作を開始。以降、「つながる」をテーマに、美術、建築、デザインの境界領域で活動を続けている。16年、作品「組市松紋」が東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレムに採用。藍色の3種類の四角形の組み合わせは、国や文化・思想などの違いを示しており、それらを超えてつながり合う「多様性と調和」のメッセージが込められている。「東京2020公式アートポスター」の制作などにも参加。これまで桑沢デザイン研究所や武蔵野美術大学(ファッション領域)で後進の指導にあたり、16年より東京大学工学部建築学科非常勤講師、東京造形大学客員教授。