「#J20 ART STRIKE」と題されたこのストライキでは、就任式当日に美術館、ギャラリー、コンサートホール、劇場、スタジオ、学校などの文化施設を閉鎖し、トランプ大統領就任への反対を表明しようというもの。
現在、リチャード・セラをはじめ、シンディー・シャーマン、ジョーン・ジョナス、バーバラ・クルーガーなど40名以上のアーティストと、30名以上の批評家・評論家が賛同者として名を連ねている。
しかしながら、『artnet』によると、このストライキに対してはその効果を問う懐疑的な意見も出ており、決してアメリカのアートワールドが一枚岩であるとは言い切れない様子だ。
今回の大統領選をめぐっては、ジェフ・クーンズなど米国在住のアーティストをはじめ、ヴォルフガング・ティルマンスやオラファー・エリアソンなどヨーロッパ圏のアーティストも強い関心を示し、またその政治態度を表明してきただけに、就任式当日にどのようなアクションが起こるのか、注目が集まる。