2017年秋の話題をさらったレオナルド・ダヴィンチの《サルバトール・ムンディ》がついに一般公開されることとなった。
同作はイエス・キリストを描いた肖像画で、タイトルの「サルバトール・ムンディ」はラテン語で「救世主」を意味する。サイズは縦65.5×横45.1センチメートル。同作は、青いローブをまとったキリストが右手で天を指さし、左手に水晶を持っている構図で、描かれたのは1500年頃とされている。
個人が所有する最後のダ・ヴィンチ作品と言われてきた同作は、落札当時から落札者をめぐって様々な憶測を呼んだが、その所蔵先はルーヴル・アブダビとなったことを、同館が公表。それ以降、いつ一般公開されるかに注目が集まってきた。
一般公開は9月18日。その後、パリのルーヴル美術館で2019年に開催予定のダヴィンチ没後500年を記念する大規模展覧会(10月24日〜2020年2月14日)でも展示されるという。