MUSEUMS / GALLERIES

何必館・京都現代美術館

京都

何必館・京都現代美術館 外観

何必館・京都現代美術館 5階 光庭

 1981年に開館。京都祇園の伝統ある花街の中心に佇む私立美術館。館名の「何必」とは「人は定説にしばられる。学問でも、芸術でも、人は定説にしばられ自由を失ってしまう。その定説を『何ぞ必ずしも』と疑う、自由の精神を持ち続けたい」という願いから名づけられた。

 日本画家の村上華岳、洋画家の山口薫、陶芸をはじめ美術工芸のあらゆる分野で活躍した作家の北大路魯山人の作品を中心に、国内外から近現代の絵画、工芸、写真など幅広い作品を収蔵し、企画展を開催。

 最上階の5階では、山紅葉の美しい光庭と展示空間として設えた茶室があり、都会の喧騒の中で、上空から差し込む光と季節とともに移ろいゆく山紅葉を前に、ゆっくりとした静寂なひと時を過ごすことができる。