MUSEUMS / GALLERIES

Alternative Space CORE

広島
 Alternative Space COREは、水野俊紀(Chim↑Pom)とアーティストの久保寛子、浅田良幸(カルロス)によって2017年にオープンしたスペース。居を構える市営基町高層アパートの立地には、もともと「原爆スラム」と呼ばれるバラック街が存在しており、それを取り壊した上に建造された同アパートは、大高正人設計による名作メタボリズム建築としても知られている。

 建設から約50年経った現在は少子高齢化が急速に進み、本スペースが位置する商店通りもシャッター街と化しつつある。この多層的な地域性と時代性を色濃く反映する場所に、表現者たちの活動拠点をつくり、文化活動という新たなレイヤーを加えることを目的とする。現代美術をはじめ、音楽や文学、料理、ファッション、言論など様々なジャンルの人たちが集まり、非定期的にイベントが開催されている。