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「オタケ・インパクト ―越堂・竹坡・国観、尾竹三兄弟の日本画アナキズム」(泉屋博古館東京)開幕レポート。風雲児・尾竹三兄弟の東京初の展覧会にみる近代日本画の光と影

会場展示風景より
会場展示から 尾竹三兄弟(上から越堂、竹坡、国観)新潟県立近代美術館・万代島美術館
会場展示風景より
会場展示風景より
第1章展示風景より
第1章展示風景より、左から尾竹竹坡 《飛鳥桜》(20世紀、明治時代後期)雪梁舎美術館寄託、《渡船場》(1902、明治35年頃)個人 ※ともに前期展示
第1章展示風景より、三兄弟による売薬版画。このほか子ども向けの雑誌などの挿絵や双六なども展示されている *展示替えあり
第2章展示風景より、尾竹国観 《油断》(1909、明治42年)東京国立近代美術館 兄に先駆けて第3回文展で二等賞を受賞した代表作 ※前期展示
第2章展示風景より、尾竹竹坡 《おとづれ》(1910、 明治43年)東京国立近代美術館 ※前期展示 第4回文展で二等賞を受賞した代表作。籬のリズミカルな線が屏風の折りと合わさって立体感をもたらしている
第2章展示風景より、尾竹越堂 《徒渡り》 (1913、大正2年)新潟県立近代美術館・万代島美術館 ※前期展示 3兄弟が揃って落選時の作品中、唯一現存確認されるもの。全面に胡粉の線で描かれた水流の大胆さに驚かされる
ホール展示風景より、尾竹国観 《絵踏》 (1908、明治11年)泉屋博古館東京
第3章展示風景より、手前が尾竹竹坡 《月の潤い・太陽の熱・星の冷え》 (1920、大正9年)宮城県立美術館 ※前期展示 日本画の前衛表現の先駆的作品とされる三幅対
第3章展示風景より、左から尾竹竹坡 《大漁図(漁に行け)》 (1920、大正9年)個人、《庄屋》 (1914、大正3年)個人、尾竹国観 《大久保彦左衛門・松平長四郎》(左幅)(1913、大正2年) 知足美術館 ※ともに前期展示 《大漁図(漁に行け)》は、海面をみっちりと埋める写実的な魚の群れをぜひ近くで
第3章展示風景より、手前が尾竹越堂《失題》(20世紀、大正時代)福島県立美術館 ※前期展示
第4章展示風景より
第4章展示風景より
第4章展示風景より尾竹国観 《浄火・満潮》(1931、昭和6年)富山市郷土博物館 ※前期展示
第4章展示風景より、尾竹竹坡 《大地円(だいちまどかなり)》 (1925、大正14年)新潟県立近代美術館・万代島美術館 ※通期展示
特集展示の展示風景より、尾竹越堂・竹坡・国観 《席画合作屏風》(右隻)(20世紀、明治時代後期~大正時代) *後期は左隻展示 春翠の「泉屋」の款記にも注目
特集展示の展示風景より、中央が尾竹越堂 《さつき頃》(1914、大正3年)白澤庵コレクション、左が《白衣観音図》(1927、昭和2年頃)泉屋博古館東京 《さつき頃》は、右隻のみで左隻は所在不明。今後の発見を祈りたい
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編集部