岡﨑乾二郎、杉戸洋らが審査。大賞100万円の「清須市はるひ絵画トリエンナーレ」が作品を公募

名古屋市の北西部に隣接する清須市が3年に一度開催している公募展「清須市はるひ絵画トリエンナーレ」が今年9回目の開催を迎える。審査員に岡﨑乾二郎ら4名を新たに迎えた今年の概要が発表された。

第8回で大賞を受賞した興津眞紀子の《光と希望》

 名古屋市の北西部に隣接し、清洲城をはじめとする文化資源や、庄内川・五条川などの水辺環境を有する清須市。ここ清須市で、市民の文化意識の向上と振興、次代を担う有望な人材の育成を図ることを目的として実施されてきた全国公募の「清須市はるひ絵画トリエンナーレ」が今年で9回目の開催を迎える。

 新進作家の登竜門のひとつとして知られる本展では、これまでの受賞者の多くが国内外で活躍している。第9回となる今回は、高北幸矢(造形作家、清須市はるひ美術館館長)のほか、岡﨑乾二郎(造形作家、批評家、武蔵野美術大学客員教授)、加須屋明子(キュレーター、批評家、京都市立芸術大学教授)、杉戸洋(画家、東京藝術大学准教授)、吉澤美香(画家、多摩美術大学教授)の4名の審査員を新たに迎え、新たな才能を発掘する。

 対象作品は平面で、テーマは不問。賞は大賞1点(100万円、買い上げを含む)をはじめ、準大賞2点(副賞20万円)、優秀賞5点以内(副賞10万円)、入選20点以内(副賞1万円)など。入賞・入選作品は清須市はるひ美術館で展示されるほか、佳作以上の受賞作品は図録に掲載される。また、会期中に入館者の投票で決める美術館賞なども用意されている。

 受付期間は2017年12月1日から12月25日。展覧会は18年5月4日から7月1日の会期で、清須市はるひ美術館で行われる。

編集部

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