東京・麻布台のRIKKA GALLERYでHUGO YOSHIKAWAの個展「OUTSIDE INSIDE」が開催される。会期は10月20日〜11月3日。
HUGOは1986年東京生まれ。 日本人の父とフランス人の母を持ち、幼年期から10代の大半をロンドン、パリ、東京、バンコク、ニューヨークで過ごす。 バンコク滞在中に母が買ってくれた冒険漫画『スピルーとファンタジオ』をきっかけに「バンド・デシネ」と呼ばれるフランス語圏のマンガと出会い、その高い芸術性に感銘。10歳のときに将来は絵の道に進むと決意した。
ロンドン芸術大学でイラストを専攻し、卒業後、マドリードと東京でキャリアをスタートさせた後ロンドンに戻り、イラスト、マンガ、ドローイングの垣根を越えた創作活動を展開。その後バルセロナに本拠を移し、ファインアート、ペインティングに専念。2023年からは東京をベースに、多岐の分野にわたり活躍している。
ここ数年、観葉植物や季節の花々、日常的なアイテムを色々なソーシャルテーマのもとに展開してきたHugo。本展は1994年にグラフィックデザイナー出身のPaola Lentiが創設したファニチャーブランド「Paola Lenti」とのコラボレーション展となる。
Paola Lentiの家具も自然がデザイン創考の原点であり、屋内と屋外の境界線を超えて、自然と調和した安らぎの空間を表現している。 展示空間では手作業で縫われたロープコードのディテールが象徴的なアームチェア数種類、ラバストーンとガラスが配合され たサイドテーブルなど、Paola Lentiを代表する家具のシリーズがスタイリングされ、キャンバス、 アニメーション、ドローインングといったHUGOの幅広いメディウムの新作を同時に楽しむことができる。
また、ARアプリケーション「Artvive」を使用して白黒の絵をスマホのカメラで読み込むと、カラフルで立体的な作品に変化するAR作品のシリーズも展示される。
HUGOの作品は、生活のなかのど絵画でしか表現できない会話を、ぜひ展覧会で体験してほしい。
