「ラバー・ダック・プロジェクト」で知られるオランダ人アーティスト、フロレンティン・ホフマンによる個展「MORE Yellow」が東京・銀座のホワイトストーンギャラリー銀座新館で開催される。会期は6月16日〜7月15日。
ホフマンは、2000年にオランダのカンペン芸術アカデミーで学んだのち、ベルリンへわたりヴァイセンゼー芸術大学で芸術修士号を取得。観客が感じる「心地良さ」に挑むことを目標とし、日常のありふれた物質をシンプルな知覚でとらえなおすことで表現を試みるアーティストだ。直近では、阪神淡路大震災からの復興を讃えて兵庫県立美術館の屋上に設置された《Kobe Frog》や、大阪の「中ノ島ウェスト・ラバー・ダック2022」プロジェクトなど、日本国内においても作品を発表している。
ホフマンはこれらの制作活動において「心を開くことを忘れるな。大きな子どものように自由であれ(プレスリリースより引用)」と述べている。
本展では、ホフマンにとって最愛の色である「黄色」をもとに、形態や大きさが異なるビビッドな色彩でつくられた数々の動物をギャラリーの白壁に配置。作家が提示する「黄色」の持つ遊戯性に触れることで、アクセスが容易となったアートからは、子供時代の楽しい記憶が思い起こされるだろう。
なお、6月17日のオープニングレセプションでは、子供向けのワークショップも予定されている。興味のある方は同ギャラリーの公式インスタグラムをチェックしてほしい。