グランプリは300万円とNYでの滞在制作。2023年度の「CAFAA賞」が開催決定

グランプリ受賞者に、賞金300万円とニューヨークでの3ヶ月にわたる滞在制作の機会が与えられるアートアワード「CAFAA賞2023」の開催が決定。募集期間は2023年2月1日から3月31日18:00まで。

 公益財団法人 現代芸術振興財団が主催するアートアワード「CAFAA賞」が、2023年度の開催を発表した。募集期間は2023年2月1日から3月31日18:00まで。

 現代芸術にかかわるアーティストを対象とした同賞は、次なる世代の柱となる才能あるアーティストを選抜し、国際的に活躍するきっかけを提供することを目的に2015年より不定期で実施されている。今回の対象は大学・大学院などの教育機関卒業後、5〜10年程度のキャリアを持つアーティストとなる。

 応募条件は、日本国籍を有する者、あるいは日本在住の者。作品ジャンルは問わず、ユニットやコレクティブなど複数名での応募も可能だ(全員が参加資格を満たす必要がある)。また、受賞時のプロフィールや氏名、肖像画像の発表、最終選考への参加も求められている。

 今回の審査員を務めるのは、野村しのぶ(東京オペラシティ アートギャラリーシニア・キュレーター)、吉竹美香(インディペンデント・キュレーター)、斯波雅子(J-Collabo/エグゼクティブ・ディレクター&理事)の3名。2023年4月から6月にかけて、書類選考と対面審査によってグランプリ1名が選出される。

野村しのぶ
吉竹美香
斯波雅子

 グランプリ受賞者には、賞金300万円を授与。加えて、ニューヨーク・ブルックリン地区に拠点を置き、日本文化を伝える活動を行ってきた非営利団体J-Collaboとの提携により、ブルックリンで3ヶ月にわたる滞在制作の機会も与えられる。

 出品料も無料となる同賞。対象となるアーティストはぜひこの機会に挑戦してほしい。詳細はCAFAA2023のホームページで。

J-Collaboでの滞在制作風景
J-collaboの活動風景

編集部

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