タイのストリートアートシーンを牽引。アレックス・フェイスとムエボンによる2人展「Desolated Vacation」をチェック

東京・西麻布にあるGALLERY ETHERでは、国際的に有名なタイのストリートアーティストである、アレックス・フェイスとムエボンによる2人展「Desolated Vacation」が開催される。会期は9月17日〜10月8日。

Desolated Vacation 2021 リネンに油彩、アクリル絵具 80x100cm © 2021 Alex Face and MUEBON, Courtesy of the Artists, BANGKOK CITYCITY GALLERY and GALLERY ETHER

 タイを拠点に、国際的に活動するストリートアーティスト、アレックス・フェイス(Alex Face)とムエボン(MUEBON)による2人展「Desolated Vacation」が、東京・西麻布のGALLERY ETHERで開催される。会期は9月17日〜10月8日。

展示風景より

 アレックス・フェイスとムエボンは、10年以上にわたって国際的なストリートアートシーンを牽引してきた存在として知られる。その作品は、ひと目でわかるキャラクターを再コンテクスト化するもので、現代の問題を反映した問いかけを続けている。

アレックス・フェイス Photo by Akapol Sudasna. Photo Courtesy of the Artist and BANGKOK CITYCITY GALLERY
ムエボン Image Courtesy of the Artist.JPG

 親友であり、互いのコラボレーターでもある2人。彼らは当初、公共の場でアクセス可能なストリートアートを制作することで、自分たちのコミュニティに考えを喚起し、アートを身近なものにすることを目指していたという。

 繊細な個人的考察から痛烈な政治的コメントまで、様々なコンセプトの作品を公共の場で巧みに操り、地元であるバンコクを超え、世界的に知名度が高まっていった。その展覧会は、これまでメルボルン、ソウル、ロンドン、ヴェネチア、シカゴ、東京、台北、オスロなど、世界各国の主要都市で多数行われている。

 本展では、感情やシンボルを織り交ぜながら、現代における孤独と孤立をテーマにした新シリーズの絵画を発表。いまなお世界を覆う新型コロナウイルスのパンデミックによって、東京に来ることができないアーティストたちの不在によって、このテーマはより強調されるものとなるだろう。

展示風景より
展示風景より
展示風景より
展示風景より

編集部

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