2002年にスタートした新進アーティストの活動を支援する「日本の新進作家」展。14回目となる「無垢と経験の写真」展では、日々の生活における純粋な個々人の経験から、多様な手法で削りだしている作家5名の写真表現が、最新作とともに紹介される。
参加作家は自分と自身を取り巻く世界との関わりを作品にし続けている片山真理をはじめ、何気ない日常に潜む光の痕跡や事物の記憶を、写真を用いて表現する鈴木のぞみ、“家族”の在り方を写真行為を通して問う金山貴宏、コンセプチュアルな写真における抽象表現を追求する武田慎平、そして日常から抽出した瞬間から写真的時間を創出する吉野恵理香。
この5人の作家たちの写真表現を、様々な方法で見ることができる機会となるだろう。また、展覧会とあわせて参加作家による対談も予定されている。