福岡からアートを考える。
出口雄樹、古賀義浩、篠原達郎の3名が展覧会と座談会を開催

福岡出身の3名のアーティスト、出口雄樹、古賀義浩、篠原達郎によるグループ展が福岡市の「art space tetra」で10月15日から3日間開催。初日には福岡の美術関係者を集めた座談会も開催される。

出口雄樹 子曰く(ニーチェ考) 2017 麻布にアクリル絵具、スプレー、ピグメント、新聞紙、墨 40×40×3.5cm

 企画者や美術家、音楽家、デザイナーたちによる共同経営というかたちで運営される福岡市博多区の「art space tetra」で、福岡でキャリアを出発させたアーティストによるグループ展「THE CLOUDS」が開催される。

 参加作家は、現在ニューヨークを拠点に日本画を制作する出口雄樹と、福岡を拠点にそれぞれ彫刻、絵画を制作する古賀義浩と篠原達郎の3名。

古賀義浩 冬の宮殿 2017 石筆(蝋石) 35×45×25cm

 展覧会初日には、「戦前には青木繁や坂本繁二郎、古賀春江、戦後は九州派などが活動した福岡から、アートを考え盛り上げる」ことをめざして企画された座談会を開催。福岡で活動する学芸員やギャラリスト、美術教員、博多人形師などを招いて、「アートは誰がつくってる?」をテーマにそれぞれの視座から見える現在の美術あり方について話し合う。

篠原達郎 骨董 95×167cm 麻布に油彩

編集部

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