企画者や美術家、音楽家、デザイナーたちによる共同経営というかたちで運営される福岡市博多区の「art space tetra」で、福岡でキャリアを出発させたアーティストによるグループ展「THE CLOUDS」が開催される。
参加作家は、現在ニューヨークを拠点に日本画を制作する出口雄樹と、福岡を拠点にそれぞれ彫刻、絵画を制作する古賀義浩と篠原達郎の3名。
展覧会初日には、「戦前には青木繁や坂本繁二郎、古賀春江、戦後は九州派などが活動した福岡から、アートを考え盛り上げる」ことをめざして企画された座談会を開催。福岡で活動する学芸員やギャラリスト、美術教員、博多人形師などを招いて、「アートは誰がつくってる?」をテーマにそれぞれの視座から見える現在の美術あり方について話し合う。