東京最後のフロンティア・京浜島で「鉄工島FES」開催。根本敬、石野卓球、七尾旅人らが共演

9月30日と10月1日の2日間、羽田空港に近接する小さな人工島・京浜島で、アートと音楽の複合型フェスティバル「鉄工島FES」が開催される。

鉄工島FESロゴ

 羽田空港の目の前にある面積1平方キロメートル余りの小さな人工島・京浜島。住民わずか1名のこの島は、かつては鉄工所が多く集まりにぎわったが、現在では少しずつリサイクルセンターや廃棄物処理場が増えてきている。

 この京浜島で、寺田倉庫が2016年にスタートさせたのが「BUCKLE KÔBÔ」プロジェクトだ。ニューヨークのSOHOやロンドンのイーストエンドなどを参考に、衰退した工場地帯をアーティストたちのクリエイティビティにより再活性化することをめざし、オープンアクセス型アートファクトリー「BUCKLE KÔBÔ」を中心とした活動を行っている。

 今回の「鉄工島FES」では、漫画家・根本敬が会田誠の画材アドバイスのもと「BUCKLE KÔBÔ」で約半年かけて滞在制作した、ピカソの《ゲルニカ》と同じサイズの絵画「新ゲルニカ」を初公開。さらに、この新ゲルニカの前にステージが組まれ、石野卓球や七尾旅人らによるライブが行われる。

 このほか、PBC(谷崎テトラ、ジャン・ピエール・テンシン、松蔭浩之)、市川平、遠藤一郎、SIDECOREなどによるアート作品の展示やパフォーマンスが行われる。現役で稼働している鉄工所をそのまま利用した会場で、「東京最後のフロンティア」京浜島ならではのイベントが繰り広げられる。

左上から時計回りに、七尾旅人、会田誠と根本敬、石野卓球、PBC、TRI4TH

編集部

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