マシュー・バーニー最新作が日本初公開! 壮大な映像オペラを爆音上映

現代美術家マシュー・バーニーと音楽家ジョナサン・ベプラーの共同制作による映像オペラ作品『RIVER OF FUNDAMENT』が、山口情報芸術センター[YCAM]で開催される「YCAM爆音映画祭2017」のオープニング作品に決定した。

Matthew Barney and Jonathan Bepler RIVER OF FUNDAMENT: BA, 2014 Production StillPhoto: Hugo Glendinning© Matthew Barney, Courtesy Gladstone Gallery, New York and Brussels.

 山口情報芸術センター[YCAM]では、高品質な大音量のなかで映画を鑑賞する「YCAM爆音映画祭」を2013年から毎年開催している。その今年のオープニング作品として、現代美術家マシュー・バーニーの最新作『RIVER OF FUNDAMENT』が日本初上映されることが決まった。

 マシュー・バーニーは、映像作品や、そのなかに登場する彫刻を用いたインスタレーションなどを中心に作品を制作。《クレマスター》シリーズ(1994-2002)や、ヴォーカリストのビョークとコラボレーションした《拘束のドローイング9》(2005)などで知られる。

 本作は、三幕構成で6時間にわたる壮大な映像オペラ作品。小説家ノーマン・メイラーが1983年に発表した小説『Ancient Evenings』を下敷きに、古代エジプトと現代アメリカが交差するミステリアスな世界を描く。音楽は、《クレマスター》シリーズなど多くの作品を共同制作しているジョナサン・ベプラーが手がける。

 14年に作品が完成して以来、作家が希望する上映環境を追求し、ついに今回日本初上映が実現した。8メートル以上のスクリーンと41台ものスピーカーでその世界観を体感できる、一回限りの特別な上映となる。

編集部

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