「空想世界」をテーマに
クシノテラスが東京で初展覧会開催

4名の表現者による作品を展示する「空想キングダム」展が、ギャラリー・マルヒ(東京・根津)にて2月25日から開催される。本展は、クシノテラスとギャラリー・マルヒの合同企画で、クシノテラス「アウトサイダー・キュレーター」の櫛野展正がキュレーションを担当する。

創作仮面館

本展をキュレーションする櫛野展正は、広島県福山市にあるアール・ブリュット美術館「鞆の津ミュージアム」でキュレーターを務めた後、2016年にアウトサイダー・アート作品を展示販売するギャラリー兼イベント・スペース「クシノテラス」を創設。以来、「アウトサイダー・キュレーター」として、表現の根源に迫る人々を紹介する活動を続けている。

本展では、人間関係や疾病、障害などさまざまな理由で生きづらさを抱えた4名の表現者による「空想世界」をテーマにした作品を紹介する。

参加メンバーは、2万点以上のオリジナル仮面を展示する「創作仮面館」、自分の生い立ちを描いた詩画や個性的の天使の絵画を多数制作する長恵(ちょう・めぐむ)、独自の創生神話と登場人物のフィギュアを生み出す「なお丸」、自宅の外壁や室内にマジックで絵を描く小林伸一の4組。

会期中は、小林伸一によるギャラリー・マルヒでの滞在制作や、櫛野が全国各地で取材したアウトサイダー・アーティストを紹介するトークイベントも開催。会場は、ギャラリー・マルヒとレトロショップ「EXPO」の2か所。

編集部

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