伊藤若冲の幻の名品、
2か月限定で再公開へ

2016年、日本に巻き起こった"若冲フィーバー"。伊藤若冲の幻の名品《孔雀鳳凰図》が、岡田美術館(神奈川・箱根)で2017年2月1日〜4月2日に再公開される。

伊藤若冲 孔雀鳳凰図(部分) 1755年頃 岡田美術館蔵 

伊藤若冲の《孔雀鳳凰図》(1755頃)は、2016年1月に83年ぶりに再発見され話題となった作品。44万人を超える入場者数を記録した東京都美術館での「若冲展」で初公開された後、岡田美術館で開催された「若冲と蕪村 江戸時代の画家たち」展で展示、好評を博した。

今回、多くの要望に応え、2017年2月1日より2か月間のみ再公開される。本作は、一対の掛け軸で、絹地に鮮やかで細密な彩色を施した松やぼたんを背景にした孔雀図と、同じく松や旭日を描いた鳳凰図からなる。

なお、特別展「美術館で巡る 東海道五十三次の旅」(2016年12月23日〜2017年4月2日)が同時期に開催されており、江戸時代を代表する人気絵師、伊藤若冲と歌川広重の作品をあわせて鑑賞することができる。

編集部

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