愛知県芸術劇場が、ダンスアーティストを養成するダンスハウス「Dance Base Yokohama(DaBY)」と連携して開催するダンスシリーズ「DaBYダンスプロジェクト」。同プロジェクトにてサマセット・モームによる短編小説『雨』から着想を得て創作する『Rain』が上演される。上演日は3月11日、12日。
『Rain』は、DaBYのアソシエイトコレオグラファーの鈴木竜が演出・振付を、現代美術家の大巻伸嗣が美術を、サウンドディレクションをサウンド・アーティストのevalaが手がける。
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大巻による舞台美術は、観賞者が圧力や重力を体験する作品《LiminalAir-BlackWeight》(2012)が原案。「影を物質としてとらえること」を試み、空間における影 (黒) の質量と空間との関係を可視化させるものとなる。
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また、サウンドディレクションを務めるevalaは、これまで立体音響システムを駆使した独自の空間的作曲によって、聴覚体験の新しい可能性を探ってきた。本作でevalaは作曲のみならず音響システムを含めた総合的なサウンドディレクションを行う。
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出演は米沢唯(新国立劇場バレエ団)、吉﨑裕哉、 木ノ内乃々、土本花、戸田祈、畠中真濃、牧野李砂、Ikuma Murakami (以上DaBYレジデンスダンサー)。