2022.3.10

スウォッチがポンピドゥー・センターとコラボ。モンドリアンやモディリアーニなどモチーフのアートウォッチを発表

スイスの時計ブランド・スウォッチがポンピドゥー・センターとコラボレーションし、同館に収蔵される6つの傑作をウォッチのデザインに再現したコレクション「Swatch X Centre Pompidou」を発表した。

「Swatch X Centre Pompidou」コレクション
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 スイスの時計ブランド・スウォッチが、パリのポンピドゥー・センターとコラボレーションし、スペシャルコレクション「Swatch X Centre Pompidou」を発表した。

 同ブランドは、1985年に初めて「Swatch Art Special」ウォッチを発表。様々なアーティストに依頼し、彼らの美学をスウォッチに反映させた。2018年には新しいシリーズ「Museum Journey」を立ち上げ、世界中の主要美術館に収蔵される名画をウォッチのデザインに再現。これまではアムステルダム国立美術館やマドリードのティッセン=ボルネミッサ美術館、パリのルーヴル美術館、ニューヨーク近代美術館などとコラボレーションしてきた。

 今回のポンピドゥー・センターとのコラボレーションは、同館に収蔵されている、フリーダ・カーロ、アメデオ・モディリアーニ、ロベール・ドローネー、ワシリー・カンディンスキー、ピエト・モンドリアンによる6つの傑作をウエアラブルアートに変容させたもの。

CAROUSEL, BY ROBERT DELAUNAY, THE WATCH

 例えば、モディリアーニの《Portrait of Dedie》をモチーフにしたウォッチでは、メタリック仕上げの文字盤にモディリアのアイコニックな肖像画が配置されており、画家本人のサインが入れられたストラップや、ピンク色がはじけるバックルやループ、針などが特徴的だ。

PORTRAIT OF DEDIE, BY AMEDEO MODIGLIANI, THE WATCH

 カーロの《The Frame》を再現したウォッチでは、画家のもっとも有名な自画像のひとつを鏡像として文字盤の6時と12時のあいだで分割。明るい陽気な色彩がウォッチのフロント部分を飾り、ストラップのベースや下側のピンクによって引き立っている。

THE FRAME, BY FRIDA KAHLO, THE WATCH

 幾何学的抽象絵画の父と称されるモンドリアンへのオマージュであるウォッチは、赤、青、白など原作の色調を再現しており、マットブラックの文字盤とオーバーサイズの針なども魅力的なデザインだ。

RED, BLUE AND WHITE BY PIET MONDRIAN, THE WATCH

 同コレクションは、3月10日よりスウォッチのストアおよび公式オンラインストアにて販売がスタート。パリのポンピドゥー・センターのミュージアムショップと公式オンラインストアでも販売予定となっている。

EIFFEL TOWER, BY ROBERT DELAUNAY, THE WATCH
THE FRAME, BY FRIDA KAHLO, THE WATCH