グラフィティアートの先駆者・FUTURAがドクターマーチンとコラボ。ブランドのアイコニックなブーツを再解釈

　グラフィティアート界の重鎮であり、アブストラクトグラフィティのパイオニアであるFUTURA。そんなFUTURAとドクターマーチンとのコラボレーションにより、ブランドのアイコンである「1460 8ホール」ブーツを再解釈したモデル2型が発表された。

　ラテン語で「未来」を意味する名前に忠実で、限りなく前向きな考えを持ったFUTURA。1970年代にニューヨークのアンダーグラウンドグラフィティシーンにデビューして以来、アーティストおよびデザイナーとして世界的に知られるようになり、世代やキャンバスの枠を超えた作品を発表してきた。

　80年代にはジャン＝ミシェル・バスキアやキース・ヘリング、リー・キュノネス、ラメルジーなど同時代のアーティストたちとともに新たな創造的な表現を切り開き、また、イギリスのパンクバンド「The Clash」のツアーでのライブペイントやアルバムデザイン、ミュージックビデオへの出演、そしてMCとしてのシングルのレコーディングなど、多角的な活躍を見せている。

　今回のコラボレーションは、FUTURAのデザインスタジオおよびブランドである「FUTURA LABORATORIES」とのパートナーシップにより実現したもの。ドクターマーチンの精神を体現し、パンクな姿勢のオマージュとして革新的なひねりを加えた、異なるデザイン2型の1460 8ホールブーツが誕生した。

　一足目の「1460 FUTURA EMB」ブーツはFUTURAのアートにおけるルーツを讃えるデザイン。黒のナッパレザーでつくられたアッパーに白の大胆なコントラストの刺繍によって、FUTURAの反抗的なグラフィティアートが織り込まれており、ソールとステッチは、グラフィティを引き立たせるようにモノトーンでシックに仕上げられている。

　もう一足の「1460 FUTURA」は、FUTURAの特徴的なスタイルから、ストリートにインスパイアされたTractコレクションとの融合で多様性と動きを取り入れたモデル。オリーブ色のETR 5050ウーブンファブリックアッパーを使用したこのモデルには、FUTURA LABORATORIESのロゴが入ったオリーブスムースレザーのアンクルストラップと同色のシューレースが付属する。カジュアルな素材を組み合わせることにより定番の1460 8ブーツと実用的なCombs Techブーツの特徴をブレンドしながら、ドクターマーチンのDNAである黄色のウェルトステッチで仕上げられている。

　この2モデルは、2月26日よりドクターマーチン公式オンラインショップとSHOWROOM TYO、2Gにて発売される。FUTURAの持つ熱意と創造性をドクターマーチンのアイコニックなブーツに表現したモデルを手にとってみてはいかがだろうか。