京都市美術館本館、国の登録有形文化財に
京都市京セラ美術館として開館を控える「京都市美術館本館」が、国の登録有形文化財に登録される見通しとなった。
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京都市は、左京区にある京都市京セラ美術館(京都市美術館)の本館が、国の登録有形文化財に登録される見通しとなったことを発表した。7月ころの官報告示で正式に国登録有形文化財となる。
同館は1933年に開館した国内最古の美術館建築として知られ、今年4月には大規模改修を終え、「京都市京セラ美術館」としてリニューアル開館を迎える。
国は、同館の本館をはじめ、南北ふたつの正門、北門、東門、北案内板、南案内板の7つを登録。前田健二郎が原案を担当したこの建築について、「雄大さと繊細さを兼ね備えた荘厳な美術館であり、堂々たるつくりで洗練された細部意匠も秀逸である」と評価している。
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なお、登録基準は、「原則として建設後50年を経過し」かつ「国土の歴史的景観に寄与しているもの」「造形の規範となっているもの」「再現することが容易でないもの」。