あいちトリエンナーレのあり方検討委員会とあいちトリエンナーレ実行委員会は、「あいちトリエンナーレ2019」が直面している「表現の自由」に関する問題について議論する国際フォーラム「『情の時代』における表現の自由と芸術」を開催する。日程は10月5日と6日。
この国際フォーラムは、「表現の自由」が問われた世界的事例を紹介しながら議論するとともに、今回のトリエンナーレが目指したものや、今後に向けた課題などについて話し合うことが目的。総合司会は林道郎(上智大学国際教養学部教授)が務める。
1日目は「表現の自由と芸術、社会」、2日目は「『情の時代』における芸術の困難と未来」がテーマ。両日ともプレゼンテーションとディスカッションの2部構成で、1日目には検証委員会座長・山梨俊夫をはじめ、デイビッド・マクニール(『エコノミスト』誌ジャーナリスト)、ペドロ・レイエス(あいちトリエンナーレ2019キュレーター)のほか、あいちトリエンナーレ2019参加作家が登壇予定。
また2日目には、芸術監督・津田大介のほか、ヨルグ・ヘイザー(釜山ビエンナーレ2018キュレーター)、クアウテモック・メディナ(第12回上海ビエンナーレ2018チーフ・キュレーター)、オン・ジョーレン(インディペンデント・キュレーター)、飯田志保子(あいちトリエンナーレ2019チーフ・キュレーター)、相馬千秋(あいちトリエンナーレ2019キュレーター)らと、あいちトリエンナーレ2019参加作家が登壇する。
文化庁による補助金不交付決定の後に開催される本フォーラムでどのような議論がなされるのか、注目が集まる。なお定員は100名。YouTubeでもライブ配信される。