世界経済フォーラム(WEF)による2018年度版「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は「調査対象の149ヶ国中110位」という低順位にとどまっている。そしてそれは、アートやサイエンスの分野も例外ではない。こうした問題についての認識を深めることを目的としイベント「研究会 アート×サイエンス×ジェンダー」が、京都のアニーズカフェで行われる。
京都市立芸術大学大学院生の河原雪花、京都大学大学院生の谷川嘉浩、そして自然科学者である磯部洋明の共同企画となるこのイベントでは、ジェンダー研究の現在と、サイエンスとアートそれぞれの分野における現状を学び、そのうえで議論を重ねていくというものだ。
当日は、内藤葉子(大阪府立大学 人間社会システム科学研究科准教授)、小山田徹(京都市立芸術大学 彫刻専攻教授)、一方井祐子(東京大学 Kavli数物連携宇宙研究機構)、酒井麻依子(立命館大学文学部 初任研究員)、ブブ・ド・ラ・マドレーヌ(アーティスト)による講演、グループディスカッションや、講演者とファシリテータの谷川嘉浩によるパネルディスカッション、映像と音楽のユニット「CuBerry」によるライブパフォーマンスなどが行われる。
参加費は無料。アートやサイエンスに関わる学生は奮って参加してほしい。