愛知県北部に位置し、愛知県下での人口は名古屋市に次いで2位となる豊田市。ここで新たな博物館建設に向けた構想が進められている。
まず豊田市は、市が持つ様々な魅力を多くの人が共有、共感するうえで中核的な役割を担うべき現在の豊田市郷土資料館は、築50年以上が経過し、主に施設や機能においての課題が見られ、市の歴史・文化・自然などを伝える施設としての機能・規模が大きく不足していると指摘。
そうした状況を受け、新たなまちづくりに向けた第8次豊田市総合計画(2017)や歴史文化を⻑期的に保存・活用していくため策定された豊田市歴史文化基本構想(2018)などの方針をベースに2017年3月、豊田市新博物館基本構想が作成された。
豊田市は博物館の基盤機能、人々の出会いや交流機能、学習支援・創造機能、ネットワーク機能を有した施設として、新博物館のあり方を検討。旧豊田東高等学校跡地を利用した新たな博物館建設のため、市民の意見を現在募集している。
今後のスケジュールについては、今回寄せられた意見をもとに、2018年12月までに「豊田市新博物館基本計画」をまとめる予定だという。そして19年度以降に基本設計、実施設計を行い、その後敷地造成工事、建築工事、展示工事が順次推進される。
計画資料と提出方法などの詳細は豊田市のウェブサイトを確認してほしい。