沈むことのない人工の太陽を掲げ霧を発生させる《ウェザー・プロジェクト》(2003)などで世界的に知られるアーティスト、オラファー・エリアソン。光を駆使したインスタレーション作品は日本においてもファンが多く、昨年は「ヨコハマトリエンナーレ2017」に参加したことも記憶に新しい。
そんなオラファー・エリアソンのスタジオの共同キッチンでは、旬の食材を使った美味しいベジタリアンレシピが生まれている。スタジオのスタッフたちは毎日全員で昼食を共にし、クリエティブなプロセスに必要なエネルギーを補給しているのだ。そのにぎやかなキッチンの様子や、目にも鮮やかなベジタリアンレシピを紹介した料理書の日本語版が発売される。
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本書では、家庭向けの100のレシピのほか、大人数のための食事作りのアイディアも紹介。カリフォルニアのオーガニックレストラン「シェ・パニーズ」オーナーシェフのアリス・ウォータースは本書について「この本は、ベルリンにあるオラファー・エリアソンのスタジオ内のキッチンで毎日行われている料理の営みの忠実な記録である。オラファーは私たちに、ゆったり生きようと呼びかけている。そして自分の感覚を取り戻すことを、促しているように私には感じられるのだ」と語っている。
スタジオのキッチンでのスタッフたちの仕事の様子や、何年にもわたる大勢の訪問者たちの姿も垣間見ることができる貴重な1冊だ。
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