兵庫県神戸市長田区南部で開催される「下町芸術祭」は、下町エリアの空き地や古民家、路地を舞台にアート作品の展示やパフォーマンスを行うというもの。阪神淡路大震災から20年が経過した2015年より始動し、今回で2回目の開催となる。
今回のテーマは「境界の民」。価値観や時代によって移り変わる「境界」を表現によって多角的にとらえ、それぞれを尊重できるような社会のあり方を探っていく。
本芸術祭では、外国にルーツを持つ人々が多いことに注目したダンス作品や、森村泰昌が3年にわたり展開する下町をテーマにした企画など、地域性を活かした4つのプログラムを実施。各プログラムで異なるディレクター、アーティストを迎えて、それぞれの視点から「境界」をとらえる。