普遍的な美しさとはなにか?
猪熊弦一郎、草間彌生らの描く
「紋様」から考える

GINZA SIX内のアートギャラリーTHE CLUBで、「紋様」をテーマにした展覧会が開催中。猪熊弦一郎や草間彌生など、10名のアーティストの作品が展示されている。会期は2018年1月4日まで。

展示風景

 「Pattern 紋様 - Forms of Beauty」と題された展覧会が、GINZA SIX内にあるアートギャラリーTHE CLUBで開催中だ。本展では、紋様(Pattern)を「『普遍的な美しさ』を表出し、アートと人々のくらしをつなぐ」ものとしてとらえ、世界各国のアーティストの「Pattern」を主題とした作品が集められている。

 参加作家は、アリギエロ・ボエッティ、ダーン・ファンゴールデン、猪熊弦一郎、草間彌生、アグネス・マーティン、アラン・マッコラム、中西夏之、リチャード・ライス、菅井汲、クリストファー・ウールの10名。

 なかでも、猪熊弦一郎がニューヨークの風景に着想を得て描いた《Land Scape》(1973)は、猪熊がデザインした三越の包装紙「華ひらく」をモチーフとして取り入れた、オランダのダーン・ファンゴールデンの作品とともに見ることができる。また、ロンドンを拠点に、パターンの可能性を多様なメディアで表現するリチャード・ライスによる、本展のための新作も公開される。

展示風景。左から2番目が、猪熊弦一郎《Land Scape》、右端がダーン・ファンゴールデン《Mitsukoshi / Tokyo》

編集部

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