さまざまな境界を描き出す船井美佐の個展が青森・ACACで開催

船井美佐の個展「楽園/境界 〜いつかいた場所〜」が、青森公立大学国際芸術センター青森にて開催される。会期は7月25日〜9月10日。

船井美佐 楽園/境界 2014 撮影=木奥恵三

 1974年に京都府に生まれた船井美佐。96年に京都精華大学日本画科を卒業、2001年には筑波大学大学院修士課程芸術研究科を修了した。

船井美佐 くちのなかにすむとり 2007 紙に顔料
船井美佐 ひつじのみるゆめ 2007 パネルに紙、顔料

 近年は、壁面に鏡を配置し、虚と実が反転するような作品や、展示空間全体をキャンバスに見立て、作品世界に入り込むように体験しながら鑑賞する遊具型の作品などを発表している。

船井美佐 楽園/境界 2014 撮影=木奥恵三

 船井は、07年に国際芸術センター青森のアーティスト・イン・レジデンス・プログラム「裏糸」に参加。本展では、その後10年の間に展開してきた作品を中心に展示を行う。

船井美佐 Cave / Explosion ステンレスミラー 2014 撮影=木奥恵三

 17年に4月にオープンしたGINZA SIXに作品が展示されるなど、幅広く活動する船井。彼女が描き出す、虚と実、2次元と3次元、内と外など、さまざまな境界としての楽園に、足を踏み入れてみてはいかがだろう。

編集部

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