線と面で絵画の本質を問う。
額田宣彦がハギワラプロジェクツで個展開催

単色の線と面で構成された自律的な絵画で知られる額田宣彦が、ハギワラプロジェクツ(東京・初台)では初となる個展を開催する。会期は6月24日〜7月23日。

赤い壁 2015-16 白亜、アクリル、油彩、麻布 100×100cm

 額田宣彦は1963年大阪府生まれ。現在は愛知県を拠点に制作を行う。90年に愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了後、はじめは具象画を描いていたが、90年代半ばより、ジャングルジムのような格子を描くスタイルを形成。現在は、白い下地が均一に塗られた麻布に、単色の油絵具で麻布の目に沿って絵の具を塗っていくという、さらにシステマティックな方法を用いている。

 額田は、表層的な表現や作家の恣意性を取り除いた上で、人間の普遍的な感性と知覚に届く絵画に挑戦することで、その本質を追求している。作品は、幾何学的な模様に見えたり、画面のなかに空間が生まれてきたり、まったく別のものを想起させたりと、鑑賞者の意識により様々な変化を見せる。

 本展では、新作絵画に加え、2016年に武蔵野美術大学で開催された展覧会「GROUND2」に出品した作品も展示。GROUNDは「絵画の可能性」を示すことを目的に、額田ら5名の画家で結成されたグループで、現在NADiff Gallery(東京・恵比寿)にて展覧会「GROUND α collaborative drawingsーぼくの土地にみんなで家を建てた」も開催している。

diamond 2016 白亜、アクリル、油彩、麻布 73×73cm

編集部

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