実験的で挑戦的。木村秀樹と堀尾貞治が京都で共演

イムラアートギャラリー京都で、40年以上にわたり日本美術を牽引してきた木村秀樹と堀尾貞治の二人展が開催される。会期は2017年6月30日〜7月29日。

木村秀樹 Grid 2017-1-20(Ripples and Rainbow 2) 2017 キャンバスにアクリル 100x50x3cm
堀尾貞治 あたりまえのこと 3kg Painting 鉄 40x50x4cm

 いっぽう堀尾貞治は、1939年神戸に生まれ、戦後日本美術を代表する「具体」の一員として、60年代から活動。「具体」は72年に解散したものの、その後もサラリーマンとして働きながら、作家活動を続けてきた。85年より「あたりまえのこと」をテーマに制作してきた堀尾の作品は、国内外で高く評価されている。

 本展では、木村の「Squeegeeing Acrylic on Canvas」シリーズ、堀尾の《あたりまえのこと 3kg Painting》(2016)という、3kgの鉄を組み合わせた「重量絵画」が展示される。日本美術を牽引してきた二人の実験的な絵画に注目したい。

編集部

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