磯崎新が「一本の線」で探る
建築とドローイングの関係

国際的に活躍する建築家・磯崎新のドローイングを集めた展覧会が、東京・白金のMISA SHIN GALLERYで開催される。会期は5月18日から7月8日まで。

磯崎新 Nanjing 2008 紙に水彩 25x23.5cm

 建築家・磯崎新は1931年大分県生まれ。丹下健三に師事し、63年に磯崎新アトリエを設立。以後、国際的な建築家として、群馬県立近代美術館、ロサンゼルス現代美術館、カタール国立コンベンションセンターなど、多数の建築や都市計画を手がける。

 

 また、設計活動と並行して、建築批評をはじめ、思想、美術など様々な分野で執筆を行うほか、建築展、美術展も世界各地で開催している。

 本展は、磯崎のドローイング作品を集めた展覧会。フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会の輪郭を写しとったスケッチや、中国・桂林のカルストを船上から描いた水彩、2000年以降の中国における自身のプロジェクトをイメージした水彩など、多彩な作品を展示。ドローイングを通して、常に建築の枠組みを超えた問題提起をしてきた磯崎の創作の本質に迫る。

編集部

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