金沢21世紀美術館が開催している「アペルト」は、若手作家を中心に、国籍や表現方法を問わず、個展形式で紹介する展覧会シリーズ。
第7回目となる今回は、1987年富山県生まれのアーティスト・川越ゆりえを取り上げる。川越は、人の心に潜む様々な感情や弱さを、架空の虫のかたちに昇華した作品を制作。これまでの主な個展は「レスポワール展」(銀座スルガ台画廊、2012年)、「e.g.g.o0046 川越ゆりえ展」(大雅堂、15年)、「弱虫博物詩」(西田美術館、17年)など。
会期中には、編集者・写真家の都築響一と川越の対談も開催予定。13年の富山大学大学院芸術文化学研究科の卒業制作展で、自身の名を冠した賞に川越の作品を選んだ都築が、その魅力を語る。