今週末に見たい展覧会ベスト13。万博パビリオンからKYOTOGRAPHIE、エルヴィン・ヴルムに士郎正宗まで

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「Better Co-Being」の塩田千春《言葉の丘》

もうすぐ閉幕

エド・イン・ブラック 黒から見る江戸絵画(板橋区立美術館

伊藤若冲 乗興舟(部分) 千葉市美術館

 板橋区立美術館の「エド・イン・ブラック 黒から見る江戸絵画」は4月13日まで。日本絵画において、「黒」は古くから欠かすことのできない要素のひとつだった。多くの人が絵を楽しむようになった江戸時代には、絵画表現が広がり、黒は多様にもちいられるようになった。

 本展では黒に焦点をあて、江戸絵画にみる黒の表現とともに当時の文化や価値観なども紹介。月夜の情景や人々の暮らしの様子といった夜を描いた作品のなかでも、影や暗闇などの描写に注目し、黒がどのように用いられたのかを探る。また、背景を黒く塗り込んだ作品や、黒を基調とした「墨彩色」「紅嫌い」と呼ばれる趣味人たちに好まれた浮世絵などから、それらが何を象徴するのか検討している。

会期:2025年3月8日~4月13日
会場:板橋区立美術館
住所:東京都板橋区赤塚5-34-27
電話:03-3979-3251
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
観覧料:一般 650円 / 大学生 450円 / 高校生以下 無料

緑の惑星 セタビの森の植物たち(世田谷美術館

塔本シスコ 春の庭 1990年 世田谷美術館蔵

 世田谷美術館の「世田谷美術館コレクション選 緑の惑星 セタビの森の植物たち」は4月13日まで。

 緑豊かな風景画や、色とりどりの花々、植物をモチーフにした作品は数多くある。本展では、世田谷美術館のコレクションから古今東西、様々な手法で植物を表現した作品約130点を展示している。

 植物への感謝と敬意、そして愛、ときに畏怖の思い溢れる作品によって、人と植物の関係を考える機会となっている。

会期:2025年2月27日~4月13日
会場:世田谷美術館
住所:東京都世田谷区砧公園1-2
電話:03-3415-6011
開館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
観覧料:一般 500円 / 65歳以上 400円 / 大高生 400円 / 中小生 300円 / 未就学児 無料

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