アメリカ人写真家兼登山家であるコーリー・リチャーズの写真展「Exploring the Space Between」が、ヴァシュロン・コンスタンタンのSALON 1755 GINZAにて8月19日~24日に一般開催される。
2018年、コーリー・リチャーズはヴァシュロン・コンスタンタンの広告キャンペーン「ONE OF NOT MANY」に起用。翌年、エベレスト遠征でメゾンの「オーヴァーシーズ・デュアルタイム」 のプロトタイプのタイムピースを着用し、遠征中もネパールと、アメリカの時間を把握することができた。メゾンは互いを称え、プロトタイプのこのタイムピースの裏側に、コーリー・リチャーズのエベレスト写真の1枚を刻印した振動錘を製作。その後、このタイムピースはコーリー・リチャーズのプロジェクトを支援するため、チャリティオークションにもかけられた。
ヴァシュロン・コンスタンタンのリリースによると、本展は、「コーリー・リチャーズの目を通した探検の芸術であり、リスクや予期せぬこと、目標に達成するまでの過程に見る一見平凡な瞬間の美しさに焦点を当てるもの」だという。
展覧会では、コーリー・リチャーズの20年にわたる世界各地での探検のなかから、アーティストが厳選した14枚の写真を展示。世界7大陸を巡る探検の瞬間や人々、そして探検のあいだの数分に存在する感情、経験、世界への見方を変える繊細さをとらえたものとなる。
スイス、パキスタン、南極大陸で撮影された畏敬の念を抱かせる山岳写真は、ときに衝撃的で生々しく、アルピニストの旅に入り込んだかのようなもの。いっぽう、ネパール、インド、アブダビ、ペルー、アメリカで撮られたポートレートは、共通の人間性に対する力強いメッセージを表面に浮かび上がらせている。
また、本展ではメゾンのプライベートコレクションから貴重なヘリテージコレクションも展示。何世紀にもわたって探検の世界で計時が担ってきた重要かつ機能的な要素、そして発見、美、愛を求める人類の終わりのない探求の狭間で、人々を結びつける絆に光を当てる。