『月刊アフタヌーン』(講談社)で連載中の、美術大学を舞台としたマンガ『ブルーピリオド』。東京・天王洲の寺田倉庫G1ビルにて開催される、本作を題材とした初の展覧会「ブルーピリオド展~アートって、才能か?~」(6月18日〜9月27日)に、現在活躍中の6名のアーティストの予備校時代や美術の道を本格的に歩み始めた時代の作品が展示される。
展示されるのは、会田誠、小玉智輝、近藤聡乃、冨安由真、服部一成、水戸部七絵の6名の作家の作品。マンガのタイトルとなった「ブルーピリオド」 とは、パブロ・ピカソの20代前半の画風を指すもの。例えば会田は、高校3年生の夏休みにお茶の水美術学院の夏期講習で描いた木炭デッサンを初公開する。
見過ごされがちな、アーティストたちの予備校時代の作品を知るだけでなく、美大に進学しなかったアーティストの作品も含めて紹介することで、アートを志す若い世代にとっての多様な選択肢の提示を目指す。
また、『ブルーピリオド』の主人公である矢口八虎のように、悩みもがきながら、アートの道を志す若手アーティストを紹介・発掘する「ブルーアートプロジェクト」のひとつとして、現代美術家20名がマンガに登場した課題をテーマに作品を制作する「ブルーアートコラボレーション」も始動。作品は「ブルーピリオド展~アートって、才能か?~」にて展示し、その後「ArtSticker」で販売されるという。