『ドライブ・マイ・カー』で日本映画史上初のアカデミー賞作品賞にノミネートされ、国際長編映画賞を受賞した濱口竜介監督。この受賞記念として、ユーロスペース、ポレポレ東中野、シアター・イメージフォーラムの東京ミニシアター3館が、「濱口竜介監督作品ミニシアター合同特別上映ウィーク」と題した特別上映を行う。
濱口の初期の代表作である『PASSION』(2008)はユーロスペースで、コアな濱口ファンを生み出した『親密さ』(2012)はポレポレ東中野で、そして5時間半という長尺にも関わらず多くの支持を集めた『ハッピーアワー』(2015)は、シアター・イメージフォーラムでそれぞれ公開された。
今回の特別上映では、この三作品をそれぞれ当時と同じミニシアターで上映。ミニシアターの観客を魅了し、濱口竜介のキャリアに欠かせない作品をこの機会にふたたび味わいたい。