路上からギャラリーへ。アントワン・オルフィーが日本初個展

パリを拠点に活動するグラフィックライター出身の画家、アントワン・オルフィーの日本初となる個展が成山画廊にて3月24日より開催される。

scene marbrée #1 © Antwan Horfee

 アントワン・オルフィーは、1984年パリ生まれ。エコール・デ・ボーザールで古典主義的な作品の制作方法を学びつつ、グラフィティーライターとして国際的に活動の場を広げた。現在は、主に欧米の美術館やギャラリーで作品を発表している。

 作品を素早く仕上げなくてはならないグラフィティーの特性を活かし、沸き上がってくるイメージをスピーディーにそのまま描くスタイルは、コンセプチュアルアートに対するアンチテーゼともいえる。

 街なかの壁からキャンバスへと支持体を変えた彼の作品は、抽象的な表現のなかにキーワードとなる具体的なモチーフや文字、アイロニーが織り込まれており、ユーモラスな実験のようだ。

編集部

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